チェコ留学日記 (医師編)

チェコへ臨床医として留学してみた日記

春到来=Paris-Roubaix

晴れ

 今日も帰る時間は完全に暖かく春到来か。自転車の世界でも春の到来はクラシックレースというワンデーレースで告げられる。今年は4/12にフランスでParis - Roubaix(パリールーベ)という自転車レースが開催された(クラシックレースは他にもある)。Tour de Franceは20日ほどで山を登ったりタイムトライアルをしたりと総合系と言われる選手が得意とするレース。一方Paris-Roubaixは「クラシックの女王」や「北の地獄」の異名を取り、一日で主に平地を250kmを走るレース。平地だったら何とかなるでしょ、と思うが石畳のセクションが何個もありその長さ計50kmにも及ぶやばいレース。20cm四方ほどの角が丸くなっている石が連続する石畳は各石の段差が5cm以上あり長年生活道路としても使われているため相当滑り、振動も大きいため500m程走っただけで相当疲れる。特に疲れているときの振動は相当体に応える(自分は先日も100km以上走った後にトラムと石畳が微妙に交錯しているところで徐行してたら見事にコケた)。そのようなところを路肩などをうまく使いながら40km/h以上で走って行く。当然落車も多発し、雨が降るとホントに自転車レースかという感じのサバイバルレースとなる。自分にとっては初めてレースを見る人にはTour de Franceのように何日もかかるレースより勧めたいレースで見応え抜群。

 今年の珍プレーは、フランスなのでTGVの線路を越える場面。前の集団に遅れないように遮断機が下りているのを無視して突っ込んだ選手が結構いた。最後の選手が通過後10秒してTGVが減速しながらではあるが通過していった。あとちょっとで轢かれるし。昔は箱根駅伝でもあったな、同じようなこと(さすがに解説者もCrazyと言っている)。この後、救済措置として先に行った集団は後続集団が追い付くまでゆっくり走らされ、無事一つの集団に合流となってます。

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