チェコ留学日記 (医師編)

チェコへ臨床医として留学してみた日記

Garmin edge 1000を海外で修理するとどうなるか

曇り

 先日自転車のナビゲーション用の機器をこちらで買ったのだが、起動してみると気温が233度と出たまま変化しないし、なぜかファンデーションのようなものが電源ボタン周りに着いていた。

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 先週金曜日にGarminのホームページからその旨を伝えると、数日後に返信としてファームウェアのアップデートの仕方が丁寧に書いてあった。そんなものは当然しているわけで、このもどかしさは以前も体験していたがGarminのヘルプは一回目は使えないと言うことがよくよくわかった。海外購入品の場合、日本にいたら日本の輸入代理店は海外で買ったGarmin製品のサポートはしないので郵送で台湾に送るか、購入したショップに送るくらいしか選択肢がないが、ここは直接の営業所があるヨーロッパ。ホームページを調べるとチェコにも営業所があるが、電話で伝える技術もないし百聞は一見にしかずなので実際に言ってみて交渉してみることにした。

 場所は最近出来たばかりの駅で、飛行場から地下鉄への乗り換えバスの終着点となっているNádraží Veleslavín。他の人のブログ情報だが、何がすごいって駅を作った後にエスカレーターやエレベーターを作る場所がないことに気づいたので飛行場から大きな荷物を持った人を助けるための係員が階段にいること。工事現場でよく見かける黄色い蛍光の服に荷物運び無料、と英語で書かれている人がいるのですぐわかる。

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そこから歩くこと5分、着きました、Garmin営業所。

日本国旗がたなびく、OM-D推しの我らがOlympusが代理店だったのでした。

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なわけはなく、この建物に一度入って通り抜けると敷地内に宮殿が。まさにZámek。

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よく見ると階段の下にOlympusの字が。この建物もどうやらOlympusのもの。ここに向かって進むとやっと目的地のGarminの営業所。

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 受付に事情説明するとチェコ語とドイツ語しかわからないから、と案の定言われたが画面を見せてtemperatureが、と言うとわかってもらえ、テクニカル部門と相談すると昼には代替品を渡せるけど時間ある?って聞かれた。当然あるので又来るよ、と言って受け取りに行った商品は新品かと思いきや少し汚れている。新古品だろうが、早くこの状況を終わらせたかったので受け取って帰った。

 と言う所までが実は昨日の話で、帰宅後起動してみると、既に知らない人のデータやら何やらがそのまま入っている。新古品どころか中古品だった。液晶などは綺麗だったので中身を移したものなのだろう。で、本日営業所にメールしたら2,3時間後には返信が来て6月末には新品が届くけど待てる?と言われた。待てるので、昨日受け取ったものを再度返しに行き、温度計は壊れているが他は問題ないものを再度受け取って来たのが今日でした。

 結論として海外(少なくともチェコ)のGarminは日本にいるときと違って直接対応ができて神対応。こんな対応を日本でもしてくれるなら早く某社が輸入代理店になるのをやめて、Garminが日本法人を作ってくれないかな。

 どうでも良いが上述のようにOlympusはチェコにすごい建物を建ててる。表側の建物だけでも良いのに、何のための宮殿?飛行場から公共交通機関で行く人はバスで左手側にOlympusの表側だけが見える。中に入ってみると宮殿が見えます。興味がある人はどうぞ。一応私有地なので、用事がない人は入ると怒られるかもしれませんが、チェックは厳しくありませんでした。

帰宅後はこんな感じ。

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総ビール消費量92.5L