チェコ留学日記 (医師編)

チェコへ臨床医として留学してみた日記

治療著効

晴れ

 昨日は病棟半分閉鎖期間にもかかわらず、命に関わると言うことで午後に二件の緊急症例があった。共に心室頻拍症例だが同時に手技が始まった。片方の部屋では部屋に入った時点から心肺停止から電気ショックをかけまくりで、自分の部屋の方は治療を開始したあたりから心肺停止になることが何度もあり、電気ショック。ついには両方の部屋でほぼ同時に電位ショックという時間帯もあった。日本では元々電気生理検査室が一室しかない病院にいたため二部屋同時にこのようなことは初めてだったが、皆は慣れているので心臓マッサージしながら少しでも落ち着いたら普通に治療再開、心膜外からの治療が功を奏し治療後はまったく不整脈がなくなり今日は意識を取り戻し普通に帰れそうなまでになっていた。もう一室の方も治療戦略はできたので再治療すれば不整脈無く退院できそう。今まで心膜外からの治療で劇的に効いた治療をほとんど見たことが恥ずかしながら無かったのでこれだけでもこちらに来て良かった。

 とこちらに来て初めてまじめなことを書いてみた。

 技師さんの実家のスロバキアとの国境付近、オストラバのビールを帰省ついでにお土産にもらった。日頃からビール飲んでいるアピールして良かった。

Ostravar Premium světlý ležák

さわやかでうまい!

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総ビール消費量151.5L