チェコ留学日記 (医師編)

チェコへ臨床医として留学してみた日記

シチリア旅行まとめ

晴れ

 昨日寮に帰るといつものようにベッドメイキングはされているのだが、最低限の片付けだけして2時に寝てアラーム無しでゆっくり寝てみて起きたら10時。まぁ、特にやることもないし、朝から旅先での写真を整理しながら旅行を思い出してみる。

 今回は3月にワルシャワ行きの飛行機で偶然一緒だった映画プロデューサーのAlex D'Andreaさん(本人名前出し了承済みで、現在3年間の放浪の旅の最中)とメールをしていると「来週シチリアにスイスの医者と行くんだけど来ない?」とあり、ちょうど病院も休みだったので行ってみるかと。と言っても、空港を指定されるだけでどこに行くかも知らないという挑戦的かつ危険な旅。冗談抜きで少しだけサメのプールに落とされる気もした。実際着いてみたらそこは聞いたこともない、Gangi(ガンジ)という日本語でgoogle検索かけても数件の行ってみました情報があるのみで、他は過疎問題を解決するために1ユーロで家を売りに出している情報しか出てこない地。殆どのレストランはwifiなし、ネットもスイス人医者のデータ通信経由じゃないと繋がらないというネットからの強制遮断状態。ネットの前に毎日6、7時間いる自分の生活とは違いすぎる。ただ、スイス人医者の人脈のおかげで色々と貴重な体験を出来た。シチリア流(ガンジ流かもしれないが)の問題解決の仕方、人間関係の築き方など。大げさだな。所詮は数日でそこまではわからないか。

 日本から来る場合のお勧め度合い的には地理的な要因、語学は英語話す人ほぼなし、ホテルの存在自体が殆ど無しな所から100点満点で10点くらい。ただし、イタリアに住んでていて行くところに迷ったら是非行ってみた方が良いところ。日本で例えるなら一度しか行ってないけど自分が好きな北海道の美瑛。10年以上前の記憶だから美化されているかもしれないけど、北海道の人は旅人にすごく親身だった。ラーメン食べてて今日の宿どうしようかと友人と相談していたら、主人がいきなり親戚の家の鍵を渡してきて「どうせいないから泊まって良いよ」という旭川のラーメン屋もあった。行ってみたら入ろうかどうか迷うくらいの豪邸でビビったけど。今回のガンジも言葉は現地の方とは通じなかったけど、同様な気持ちになれた。

思い出に浸りながら一杯。ビールはチェコの方がやっぱ良い。Krušovice Pšeničné。

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Bakalář Tmavé Výčepní

開けてみたら久々の黒ビール。cerny意外に黒を表す言葉があるのか。

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総ビール消費量183.5L