チェコ留学日記 (医師編)

チェコへ臨床医として留学してみた日記

所変われば変わる不整脈の診断

晴れ

 今日はハンブルクからのH先生がそのまま病院見学。今週は上司が学会に行ってしまっているため少ない。その中で房室結節リエントリー頻拍と思われる症例がいた。この不整脈は診断が若干難しいことがあり、日本では時間をかけて診断をつけていくのだが、この病院はいつも5分以内に診断してしまうことが多い。実は日本人からしたらまだ診断しきってないと思われる時点でアブレーションし始めるのだが、それでもガンガン焼く。で、今日は丁度一人その症例がいたのでH先生に診断からアブレーションを見てもらったがやはり色々と驚いていた。

 この診断法でここは困っていないところをみるとこれでも行けるのかと思えてしまうが、日本に帰ったら元の方法に戻ってしまうと思う。

 その後H先生は車で7時間かけてハンブルクまで帰っていった。