チェコ留学日記 (医師編)

チェコへ臨床医として留学してみた日記

チェルノブイリ原発事故報道をチェコで聞いてみる

晴れ

 今日は前々から気になっていた、チェルノブイリの原発事故の際にチェコではどのように報道されたのか聞いてみた。1986年4月26日と30年ほど前に起きた事故なので聞いた人も記憶が定かではないが、少なくとも印象に残っていることを聞いてみた。当時は旧ソ連の衛星国だったので報道規制が色々あり、チェルノブイリ原発事故があった数日後に小さな事故がウクライナで起きたと報道されたらしい。放射線汚染については、西ドイツで原発事故が起きたために大変な放射線被害が出ている、と言う報道を出したらしい(ここら辺の記憶は定かではないが、当時のソ連にとっての悪者、西ドイツがスケープゴートに使われたことは確からしい)。それでも国内報道に懐疑的だった人もいて西欧から飛んでくるラジオを聞いて何が起きているのかはうすうす皆知っていたとのこと。それでも5月初めのMay dayか、解放記念日のどちらかはプラハは雨で、皆嫌々black rainが降る中、行進させられたんだよね、と言っていた。中年の人は大体この時代のことを、あの時代はね~、とネタにしている。

Braník světlý

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