アマルフィ~ポンペイ~ナポリ
曇り
昨日は沢山歩いたので疲労感たっぷり。泊まったResidenza Luceは食事含め申し分ないのだが、一つ欠点を挙げるとしたら、ベッドから余りにテレビが遠いことか…
朝早めに一回起きて散歩。昨日のゴミを大掃除。ナポリと違い、綺麗さが重要な街なので、見ていて好ましい。
もう何度となく撮っている角度での写真。今日も曇り。
ホテルの朝食は寒い中頑張れば大聖堂の鐘をを眺めながら食べられるが寒いので室内で。
カゼルダ宮殿とポンペイのどちらに行くか考えたあげく、ポンペイに行くことに。バスに1時間ちょい乗ってSalermo(サレルモ)に着くところを、運が良いことに今日からフェリーの運航が開始され35分で到着する、と。
アマルフィ、ばいばい。
余り揺れることなく到着したが、スピードも出ており寒い。
全然関係ないが、AlfaRomeoの警察車両がかっこいい。
更に関係ないが、何故か懐かしのドラゴンボールのDVD。DeAgostiniが出しているみたい。
サレルモ~ナポリ間のポンペイで途中下車する場合は別々に切符を買わなくてはダメ、と言われたので、しぶしぶ二枚購入。
時刻表とgoogle mapを参考にしながらポンペイ駅到着。正直ポンペイといっても知っているのは西暦100年頃に火砕流により一瞬にして死の街に化したことくらい。駅から遺跡までどのように行くかわからないし観光客もいないのでgoogle mapを頼りに何となくそれっぽい方向へポンペイ駅から新市街を歩いていく。
入場券には3種類くらいあり、どれを買って良いのかすらわからないのでとりあえず前の人が買っているのと同じ12ユーロのモノを。
入ってすぐにコロッセウム
入ってみるとそこには展示物を飾る、周りと明らかにマッチしていない真新しいピラミッド。イタリアにしてはこういうことは珍しいはずだが…
自分は芸術や歴史物については考えさせられるモノや知識の背景がないので、下の写真のように巨大な敷地から受付でもらった資料に載っているものを宝探し的気分。
パン屋
お風呂
居酒屋
洗濯屋
大劇場
昔のお墓
所々道の真ん中に邪魔な石。都市伝説的にはこれが現在の鉄道の標準軌(=1435mm)の幅を決めたとも言われているが、実際はもっと後の1800年代のイギリスで始まったのが定説
ファロ広場
後ろにあるのが諸悪の根源のヴェスーヴィオ火山。そこかしこに像が置かれており、ちょいと邪魔。
火砕流が乾燥剤の代わりとなっていたため2000年前の原形をとどめているのはすごいが、発掘を進めることにより徐々に破壊が進んでしまい、十年後に来たら違う姿になるのだろう。多分来ないけど。朝食後は全く飲み食いせずに4時間くらいの滞在で25kmくらい歩いたハードコース。帰る頃にはヘトヘトになり、ナポリへ。
ホテルについてすぐに夕食。クリントン大統領が来たというDi Matteoへ。ピザ6ユーロ+飲物1ユーロで明細なく9ユーロの請求。あまりに面倒になりサービスも何もなかったが席料+チップと言うことで2ユーロ払っておいた。隣にいたイタリア人もなにやら揉めていたので、奢っているのでしょう。現状ではウェイターによるのかもしれないが行くことは全く勧めません。
その後に嘘か誠か、世界三大夜景と言われているナポリの夜景を見に行くことに(ちなみに他の二つは函館と香港)。最後はケーブルカーがあると言うことだったが出入り口が見つからなかったので歩いた方が早いと思い葛折りの道を500m程進むと突然道が開ける。そこからの景色は綺麗だが、風が強く正直寒い。三月はまだまだ防寒具必須。
さぁ帰るかと思い地下鉄の駅に22時30分頃に戻ると、駅員が終電終わったよと。一瞬思考停止。代替交通手段について聞いてみたらバスがあると言うことで待っていたが、時刻表がそもそもない…。一時間近く待っても来る気配がないので歩くことにした。直線距離にして5~6km。治安が悪いと噂のナポリで既に夜遅いのでかなりの歩きで歩くと、割りと若者から老人も多く安心。途中で深夜バスが通り、運転手に聞いてみると中央駅まで行くよ、と。乗せてもらい、ナポリの夜の道をすごいスピードで駆け抜けて行き何とか帰宅。安全とは言いつつも、気分的にはなかなかスリリングなナポリ散歩だった。