チェコ留学日記 (医師編)

チェコへ臨床医として留学してみた日記

チェコのカテ室清潔度合い

 日本のカテ室(手術室)では手技をする際は基本的に普通の手術室とある程度の清潔度を保つように手洗いを指示される病院が多いと思う。例えばガウン、マスク、使い捨ての帽子、清潔(ハイリスク)手袋などのこと。

 こちらに来て思ったのが、少なくとも自分が今いる病院はそこまではうるさくない。

 例えば清潔度合いも、いわゆる清潔領域になるべき所でも境界があるわけでもなくここらへんからは看護師が不潔(汚いという意味でなく、清潔でない、と言う意味で)な手で触ることがあるから、術者は清潔な手袋では触らないでね、といった感じでアバウト。帽子とガウン、マスクは必須だが、マスクは着けている人を見たことがない。他の病院の話も聞いたら、電極のケーブルも朝に清潔なの開けたら次の症例も同じのを使い回してアルコールスプレーでシュッシュッするだけらしい。まぁ、それでも大きな合併症は起きないのだろう。

 ちなみに、ペースメーカーを植え込む場合はさすがにマスクを着けている。